製品価格・詳細情報について
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【1号】品番:P-1-GOU | 【2号】品番:P-2-GOU | 【3号】品番:P-3-GOU |
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体重2kg程度の小型犬の若令犬(6ヶ月令以上)。 |
体重3kg程度のポメラニアン、ヨーキー、チワワ等。 |
体重4kg程度のミニピン、トイプードル、 マルチーズ、狆等。 |
【4号】品番:P-4-GOU | 【5号】品番:P-5-GOU | 【6号】品番:P-6-GOU |
体重6kg程度の犬、プードル、テリア等。 |
体重8kg程度の犬、小型の柴犬等。 |
体重10kg前後の犬。 |
【7号】品番:P-7-GOU | 【8号】品番:P-8-GOU | |
体重15kg前後の犬。 |
体重20kg前後の犬。 |
臀部から飛節までを剪毛、消毒する。手術の姿勢は、犬を仰臥位とし、術者は犬の尾位に座ってアプローチする。
患肢の膝関節以外は有窓布で完全に覆う。術者は手術衣、手術帽、マスク、手袋を必ず着用する。
大腿下部前面の1/4の部から脛骨粗面部までの内側を半月状に切皮する。
皮下繊を破り、関節包に達し、脱臼した膝蓋骨を見付け、その直ぐ内側にメスを入れ、関節液を認め、膝蓋靭帯の内側に沿って関節包を脛骨粗面部まで切開し、近位では内側広筋を繊維に沿って少し引き裂いておく。
膝関節を伸ばし有窓布の上から拇指で脛骨の外転を計り、膝蓋骨を強引に逆に外側に脱臼させる。この時ミシミシと音を立てることがある。ここで膝関節を曲げれば大腿骨の遠位は完全に露出し、膝蓋骨は内側に脱臼することはない。同時に大腿骨と脛骨粗面の捻転と不正咬合は著しく矯正される。
滑車溝を径7mmの木工用丸ヤスリを用いて、回転しつつ往復して滑車溝を削り取って行く。滑車溝の幅は膝蓋骨の幅を基準とし、滑車稜を浮き立たせる。ただし極端に削り取ると海綿質に達し、滑車溝を穿孔することになるので程度の問題である。滑車溝の繊維軟骨は再生するので放置しても良い。滑車溝の構造は、近位の方を十分に行う。造溝が不十分であれば、膝蓋骨がパラガードを乗り越し、後日手術が無効に終わることがあるので要注意。
大腿骨全長の1/5~1/6のサイズのパラガードを選び、2本の脚をコッフェル鉗子か持計器で保持し、先端を内側の滑車稜の打ち込む予定の位置に軽く槌打して印しをつける。この工程には[中山式パラガード打込器](津川洋行扱)は作業を一層確実にする。号数は予めX線像により[透明カード]を当てがうと決め易い。
パラガードの脚よりも細いドリルを用いて、2箇所に位置と方向を正確に浅い目に孔をあける。金属用ドリルは折れ易いので、要注意である。
パラガードを保持して木槌か樹脂製の槌で脚の左右に狂いなく慎重に打ち込む。パラガードの腹部と滑車稜の間に隙間の無いように心掛ける。
①パラガードを打ち込むに当たっては2本の脚は平均になるよう行う。
②③もしも片方の脚が入り過ぎた場合は、そこに適当な太さの金属を噛まして打ち込めば修正できる。抜き取って打ち直す必要はない。
膝関節を徐々に伸ばし、外側に脱臼させた膝蓋・骨を滑車溝の上に載せ、膝の屈伸運動が円滑にでき、かつ脛骨の内転を乱暴に試み、膝蓋骨の再脱臼を完全に防止できるかを点検しておく。
欠損した内側の関節包は放置しても支障はない。これは過去の症例が実証している。外側の余った関節包は放置してもよいが、カットガットで縫い縮めれば、一層再脱臼防止に貢献できるだろう。
術野に抗生物質を注入し、パラガードの上には皮下織を被覆し、皮膚を縫合する図解1の切皮法により、パラガードの上には創口は抵触していないことを確認しておく。術後は外固定など必要はない。